「折々の」という言葉には,季節・季節に−と言う意味や、成長するその時々の−と言う意味等があります。倭建命の「倭は 国のまほろば・・」は、大学生になって他校出身の女性が言うの聞いて知った歌で、綺麗な歌だなあと思った歌です。
東京の浜離宮恩賜公園にある牡丹園には、多くの牡丹花が植えられ、春には互いに優雅さを競っています。
名優佐々木蔵之介の実家「佐々木酒造」。同窓会で訪れた京都の土産に大吟醸・古都を買って帰りました。
不忍池の弁天堂への道には、華やかに屋台がありました。とても暑かったためか、人出はいまいちでした。
幼稚園の運動会が一転、父母による綱引き大会になりました。吾が子のために負けられないと必死でした。
これまでに紹介して来た「折々のうた・ことば」の纏めです。
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秋の日の ヰ゛オロンの ためいきの 身にしみて ひたぶるに うら悲し。 鐘のおとに 胸ふたぎ 色かへて 涙ぐむ 過ぎし日の おもひでや。 げにわれは うらぶれて こゝかしこ さだめなく とび散らふ 落葉(おちば)かな。 |
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・「落葉(らくゑふ)」・・・原作では「秋の歌」となっている。 ・(この詩は)ヴェルレーヌの最大傑作の一つであると同時に、『海潮音』の中での絶唱である。 ・この詩についてはさまざまの人が翻訳を試みているが、上田敏のこの訳詩に遠く及ばない。 ところでここに「 あって、 また「鐘のおと」の鐘は死者を弔う鐘であることも注意しておく。 (『日本の詩歌 訳 詩 集』[中央公論新社])より抜粋。 |
あはれ花びらながれ をみなごに花びらながれ をみなごしめやかに語らひあゆみ うららかの をりふしに み寺の ひとりなる わが身の影をあゆまする |
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● この詩の要(かなめ)は「ひとりなる/わが身の影をあゆまする 詩全体に、外景がうららかであればあるほど詩人の内面の悲哀は濃いという、近代リリシズムの典型的lな作品の一つである。 (『日本の詩歌 三好達治』[中央公論新社])より抜粋。 ●リリシズム:抒情性。抒情詩的な趣や味わい。 |
大和は、国の中でも もっとも良いところだ。重なりあった青い垣根の山、その中にこもっている大和は、美しい。 ●国思歌(くにしのひのうた):望郷の歌。 ●まほろば:すばらしい場所。住みやすい場所 |
また、歌よみしたまひしく、 |
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命の |
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生命のちからの 充ちみちている人は、大和の国の 平群の山の よくしげった ※この歌も「国思歌(望郷の歌)」とされていますが、この歌は老いた者が若者に対して「こんな風にして生き生きと生きなさい」と諭している歌であり、同時に身の老いを自覚した「嘆老歌」とも考えられます。 (出典:岡野弘彦他『古事記が語る原風景』(PHP)) ● ● ことによる語 |
木下利玄 歌集「一路」より | ||
この歌は、鎌倉の |